【出張報告】若手職員の離職防止研修報告
- 2026年08月31日
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- 職員専用
3病棟 田辺 裕季子
令和8年度 若手職員の離職防止研修を7月16日(木) にZOOMで受講しました。
人手不足を解消するには人材定着が不可欠です。なぜ初任者が離職していくのか、受け入れ方の現状を通して原因を紐解き、中堅以上の職員の「受け入れ力」を向上させることで組織全体の仕組みや意識を改善し、育成よりどうすれば辞めないのかを考え、若者の定着する職場を目指す目的で開催されました。
新人が辞める理由は合わない・きつい等が主で、新人の育ってきた背景を理解して対応し周囲のフォローで解決できることも多くあります。
・今と昔、とらえ方が違う2つのキーワード
成長…昔は自分の努力の先にあるもの、今は周りのサポートが必要
失敗…昔はチャレンジした結果もたらされるもの(賞賛される)、今は絶対避けるべきこと
世代でタイプを括って傾向をみますが、その世代の人たちは「私は私」と個を重視している人も多く、指導も一人一人に合わせた対応をすることが大切です。福祉の仕事をしている私たちは、利用者一人一人に合わせた個別対応をしているので、この点においては理解・対応しやすいのではないでしょうか。
【新人受け入れの基本3原則】
・安心感…やるべきことが明確 日々の担当者がきまっている
・歓迎されている実感…笑顔で挨拶してもらえる 必要物品が準備されている
・緊張と緩和のバランス…1人にしない/する時間の使い分け 例)1人で見守りさせない/気を遣わずに休憩できる
【受け入れ方と留意点】
1.表情・姿勢の整え…相手に「怖い」と思われるような表情にならないように注意する。
2.代表的体験…代わりにやって見せる。次に自身にやってもらうことを予告して見てもらう。
3.小さな成功体験を積ませる…できそうなことからはじめて、自信をつける。
4.しつこく褒める…いきなり注意してはへこむので、10褒めて1つ注意するくらいで。
5.不安は待たずに訊き出す…具体的に「〇〇はできる/大丈夫?」等。
【新人の安心・満足・意欲向上のために工夫すること】
面接・見学時から採用初日までの間も全職員が歓迎の意を込めて対応する。
2日目以降は迷いと不安を取り除き、目標を提示して計画に沿って進める。
業務の理解の確認のチェックについて、「レクチャーを受けた」「一人でできると評価を受けた」と細かく分けて、 計画と連動させていく。このような方法で段階的に確認していき、本人にも見通しをもってもらい、また本人の目標を確認していく。
振り返り時には本人から話をしてもらうことで、不安・不満等を吐き出すことができたらガス抜きになる。
1人立ちの基準を明示しておき、1人立ち時には現在の能力に対する評価を伝える。1人立ち=成長の停止とならないようその後の指導体制やスキルアップを期待していることを伝え、フォロー体制を約束しておく。
時代とともに新人として学ぶ姿勢が変化しており、職員全員への「褒める」「一緒にやってみる」等の周知が必要です。しかし、そうすることに不満をもつ先輩職員の言い分も受け入れ、当時の苦労を労うこともうまくやるコツであり、新人だけのフォローで終わらず、既存の職員への対応もしていくことが必要です。
研修を受けて、全員が褒めるべき点を見る目を持つことで、雰囲気が好転すると思うので、「褒める」「相手の良い点を見つける」をキーワードに、笑顔で安心して居ることができる雰囲気づくりとともに取り組んでいきたいと思いました。